Newsニュース
「COLORS」編曲にあたって。
2011年11月20日
合唱のアレンジメドレー2作目となる
「COLORS」混声版を10月に出版しました(詳細はこちら)
(「HANA」に続き計4冊目)
楽譜の前書き【編曲にあたって】にも書きましたが、
この企画をいただいたのは、まだ震災直後の今春、
震災復興プロジェクト「歌おうNIPPON」の執筆と共に、
私自身も「歌」に心癒され、元気をもらう日々でした。
「時代・世代をこえて愛される名曲」
前回は「花」をテーマに選曲・構成をしましたが、
今回は「色」でまとめることとなりました。
(音楽的にも、和声の色、調整の色、様々な色彩感と共通しますよね)
選曲にあたって、「色」で最初に浮かんだ曲は
「プレイバック part2」と「木綿のハンカチーフ」
“都会の絵の具”ってどんな色?
と考えながらワクワクしていました。
何年も何十年も歌い継がれている曲たちは
何年も何十年も歌い継がれている曲たちは
音楽はもちろん、歌詞も素晴らしいです。
そこにドラマがあり、短い言葉で巧みに情景も心情も表現されている。
そして、その歌詞にピッタリ添うようなメロディ。見事です。
「世代・時代を越えて愛される名曲」たる所以ですね。
数々の色にまつわる楽曲を探す作業は
色とりどりの宝石箱から、
自分の欲しい小さなひとつの石を見つけるような作業でした。
(担当樣、共に宝石箱に身を投じて下さりありがとうございます)
アレンジにおいては、
「プレイバックpart2」や「サウスポー」など
合唱にするには、ちょっと勇気のいるような(?)曲たちを
いかにリズミカルにカッコよく歌うか、
そして「青い山脈」はドゥワップ風に、
「年下の男の子」はSwing…と
音楽的にも色とりどりの楽しいメドレーになっています。
同じ「赤」でも、いろいろな「赤」があるように
同じ曲でも、それぞれの合唱団らしい個性が出せるような
そんな歌声を聴かせてくれることを願っています。
演奏会などで歌って下さる機会がございましたら、
お知らせいただけるとうれしいです。
もし、都合があえば聴きにうかがうこともあるかも…
今月は「COLORS」女声版を書き上げました。
皆様のお手元に届くのは年明けかもしれません。
そのあとは、男声版を書く予定です。
楽しみに待っていて下さいね。
(Haumi Misawa)