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日本歌曲振興会 夏のコンサート2012 に行ってきました。

2012/07/26更新

7/23(月)日本歌曲のコンサートで東京文化会館に行ってきました。

第18回 日本歌曲コンクール入賞者のお披露目も兼ねているので
作曲部門で優秀賞をいただきました
「すみッこ賛歌」(詩:藤原 明/詩:三沢 治美)も
本選会と同様、声楽部門1位のソプラノ枝松 瞳さんに歌っていただきました。

今回に向けて、声楽パートのない間奏のピアノ5小節の音を
少しだけ改訂したこともあり、ゲネプロから立ち会いました。
ほんの少しの変化ではあるのですが、
とても意味のある間奏でしたので。
(※今回はCDになるそうなので、楽しみです)

弦楽器、管楽器、鍵盤楽器、打楽器…
いろいろな楽器があるけれど、
「声」という楽器の素晴らしさに、またまた魅了される一日でした。

一般の演奏会で「すみッこ賛歌」が歌われるのはこれが初めてでしたが…
なぜか、いろんな意味でインパクトがあった?…ようで?)
「すみッこ賛歌が頭から離れない…」
とお帰りになられた方もいらしたそうで…
(いい意味だと信じたいのですがっ!!><)

作曲にあたっては
自分自身の【受賞の言葉】から引用させていただきます。

  第18回・日本歌曲コンクールの作曲部門において
  優秀賞をいただき大変うれしく光栄に存じます。
  この詩を手にした瞬間、その活字から目に飛び込んでくる音、
  声にしたとたんに流れ出るメロティを、そのまま素直に楽譜にしました。
  思わず笑顔で歌い出してしまうほど楽しく、音楽的な詩だと感じました。
  そして、その裏にある孤独も…。
  「小さくも尊き 孤独な楽観者」そんなイメージで曲を書きました。
  (作詩者の世界観をどこまで音で表現できたかどうか…)
  素敵な詩を書いて下さった作詩者の藤原明氏、
  そして今回歌って下さる方々に心より感謝申し上げ、
    受賞の言葉とさせていただきます。


他にも歌曲の新作を聴きに行く機会がありますが、
作曲の技巧ばかりが前面に主張する作品も多いような…

詩人の世界観をどこまで表現できるか、
歌い手の表現力をどこまでいかせる曲作りができるか、
そして聴いて下さる方の心に届くような…

そんな歌づくりを目指して、これからも作品に取り組みたいと思います。
詩部門で最優秀賞をおとりになられた藤原 明さん、
素敵な演奏をして下さった枝松 瞳さん、伴奏の藤波 結花さん、
お忙しいところ足をお運び下さった聴衆の皆様、関係者の方々、
素晴らしい一日をありがとうございました。

(Harumi Misawa)



開演前

ゲネプロ中

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